雑感ファイル

思ったこととか可能性の話を

【アニメK】映画『Lost Small World』を観るのが怖い

※小説版(と漫画版)ネタバレ有り

 

タイトル通りです。

はじめに断っておきますが、

私はまだ映画『Lost Small World』を観ていません。よってこの記事は感想を綴ったものではありません。

 

「ロスモワ、なんだか観るの怖い……」

「ロストしてないスモールワールドなの……?」

 

などの不安に心当たりがある方。

そんな方と同じ思いを共有したくてこの記事を書いています。

 

早い話、

映画ロスモワ観るの、怖いんです!

 

一緒に鑑賞前の心構えしてください!(?)

 

 

・信頼

 

私は壁井ユカコを信じています。

かなり盲目的にそれはもう滅茶苦茶に信じています。

 

氏著作の小説『Lost Small World』で

八田と伏見、それぞれの見ている世界が自然と心の内側へ入り込んでくるような描写に感動したからです。

 

八田と伏見の話は須く壁井ユカコ監修であって欲しい!

そう思えました。

そして、こんなに素晴らしい表現者が携わっている大人気アニメKが益々愛らしく、誇らしく思えました。

 

 

今回の映画も小説同様、イエローが構成監修をしたという旨のツイートを見て、私は安堵しました。

 

あの素晴らしい世界が今度は映像になって再び目の前に広がるのだ!

 

 

しかし、

TLにどんどん溢れ出てくる

 

「違和感」

「あそこはカットしないで欲しかった!」

「阿耶マブい」

 

え?やだ……こわい……

 

7Sで私が1番に危惧していた事は、映画単体で観ても話が通じない事でした。

 

小説への繋ぎとして、

「あらすじ程度に準える作品」という立ち位置なのはこれまでの作品群が教えてくれました。

(正直、ドルKの存在はあまり納得出来てません。あれいる?)

もう百も承知です。

 

しかし、承知した上で

このLost Small Worldとかいう作品への思い入れが一際強いオタクこと私、ブログ主。

 

以下にロスモワが1つの箱として完成されていたか。

語らせていただきます。(?)

そんな壁井ユカコへの信頼を前提として、

この記事は上映前の暇潰しにでも読んでいただければ幸いです。

 

 

・伏見猿比古とスモールワールド

 

はい。

お前もやっぱ伏見の話をするのか。

 

します。

 

ロスモワはW主人公です。

伏見抜きにこの作品を語れないのと同様に、八田抜きでこの作品は語れません。

n番煎じであろうがなかろうが、私は伏見猿比古を語ります。

 

そして、

伏見を語る事はこの作品が如何に良くまとめられているかを語る事にも繋がります。

 

ロスモワは、1つの箱なんです。

伏見が開けた箱の蓋を伏見自身が閉じる。そういう作品なんです。

 

 

冒頭のインスタレーションに未来性を感じさせているにも関わらず、

視点主の伏見が思いを馳せるのは、ロスモワの本編…つまりは過去話です。

 

この時点で伏見は

今を生きる覚悟=青のクランとして生きる=過去との決別

を決めきれていない事が分かります。

 

言ってしまえば

心だけが置いてけぼり、といった状態でしょうか。

 

その「1歩」を踏み出せていない原因をこの本編でズラッと述べてる訳です。

 

じゃあ、いつ過去と決別するの?

っていうのは最後の阿耶と伏見がバスで再会するシーンだと私は思っています。

 

あそこで阿耶も伏見も、言葉通り未来に向けて足を踏み出し始めている。

 

あのシーン以降の時系列である劇場版や2期で、伏見が過去に捕らわれてる描写は見受けられませんでした。

一方、

過去と決別したシーンがロスモワで無かった八田。

2期でその順番が回って来ます。

 

そういう意味でも、

漫画版の終わり方が私的にどうしてもほんっっっとに解釈違いで……

無理だったんです……

 

こんなに綺麗に八田伏見の未来に繋げてあるのに!?

何故そこに緑を!?

 

ロスモワは箱に入れた過去をそのまま仕舞う物語なのに〜!

劇場版前の八田と伏見だけがこの物語を最も効果的に語れるのに〜!

 

1つの綺麗な円を崩されたような気になりました。

 

 

・まだ観てもいないのに文句言ってんのかよこの人?

 

グウの音も出ません。

仰る通りです。

 

ただ前評判を聞く限り、

 

映画『Lost Small World』も漫画版のような崩し方をしてくるのでは?

 

という不安が私には拭い去れないのです。

 

そんな杞憂を抱えるオタクの皆さん。(私1人だけかもしれませんが。)

朗報です。

良い割り切り方があります。

 

思い込みの強い私は数々の作品で公式と解釈違いを起こしています。

でも、その度に唱えていた言葉があるんです。

 

「〇〇は△△という"答え"が出ている。」

 

これです。

サッパリ訳が分からないと思うので、今回のロスモワで当て嵌めます。

 

「『Lost Small World』は小説版という"答え"が出ている。」

壁井ユカコを信じろ。」

 

どうでしょう。

少し安心出来ましたでしょうか?

それでも不安で仕方の無い、繊細で"間違った"オタクの方は、

私のような"間違った"オタクが居る事を思い出してください。

 

厄介なオタクはあなただけではありません。

少しでもお読みいただいた方の不安が消えますよう祈っています。

 

あー!こんな事ならもっと寛容な心を持ったオタクになりたかったー!

 

ブログ主

 

(私は来週中に観る予定です。感想も上げるつもりでいますので、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。)

 

※観て来ました。このブログ閉じてもいいかなと思えるくらいKに原作厨の自分を殺されました。K愛してるわ。

感想、ちょっと書けるか分かりません……。時間をください……。(18/10/9 追記)